BHCC日記

東京大学大木清弘先生のイブニング・セミナー終了

昨日、第1回のイブニングセミナーが終了しました。

 

イブニングセミナー第1回のテーマは「国際経営論から見る日本本社の課題-海外子会社をいかにマネジメントするか」でした。

 

講師の大木先生からは、

日本企業の国際経営上の課題は、

「距離」×「変化変動」であると示され、

①本社と海外子会社のコミュニケーション

②権限委譲

③海外子会社同士の競争の活用

が大切であると示されました。

 

また、話題は、IoT、ITの活用が国際経営上は今までの弱点を補完するツールとして非常に重要であること。

同時に、人材の育成の大切さ、

クロスボーダーM&A成功のヒントが示され,

会場では、時間終了後も熱心な質問と議論が交されました。

 

海外駐在員、海外事業に携わるものが、
国際経営の知見をもたず、現地で事業運営の指示やマネジメントをおこなっているのが現状です。

これは、自分のやっていることが説明つけられない状態であり、深刻な問題ともいえます。

世界中の情報をスピーディに取り込むためにも、

アカデミックな知見、またはそのアップデートは絶対に必要です。

 

BHCCでは、国際経営の知見を獲得するセミナーの提供を

今後検討したいと考えております。

ご関心のある方はお問い合わせ下さい。

(内容問い合わせ先;金子行宏 kaneko@bhcc-asia.com )

 

1年前に作成したケース「社長の決心」

 

http://www.smrj.go.jp/jinzai/dbps_data/_material_/c_0_jinzai/pdf/jirei_jun.pdf

これは、社長の協力を得て、中小企業基盤整備機構のプロジェクトで

1年前に私が作成したケースである。

 

埼玉県草加市の株式会社潤製作所の二代目社長が、

ある出来事を境に、社長が社長として厳しい決心をし、

社員と対話を通じ、次なる事業展望を描きながら幹部を育成する過程を記述したものである。

 

このケースは、社長の人間的な魅力に心を打たれながら、

慶應義塾大学ビジネス・スクールの竹内先生の指導のもと

1年前に完成させた。今となっては、懐かしい。

 

経営の中心に「人」がいることを、まさに実感させられるケースである。

 

 

恒例 春の中国赴任者向けセミナー開催

毎年この時期に開催しております

中国赴任前セミナーを東京にて開催します。

 

2016年3月14-15日 中国赴任前セミナ―(東京会場)

 

1日でも単独で参加できますが、

2日間連続でご参加される方には、今の中国を理解するための参考書籍<以下(1)>をプレゼントしています。

 

年々変化していく中国ですから、「今の中国」に関する書籍は限られます。時の政権によって変化する、急速な発展段階の途上にあるとすれば、最新刊であることはもちろんですが、正しく中国を観ている人の著作で中国入門をされることをお勧めいたします。

一冊しっかりと読むことによって、日常的に流れているメディアの単発的な報道やコメントなども、落ち着いて受信することができるようになります。

 

私が、ご推薦するのは次の2冊です。

 

(1)園田茂人 

 「はじめて出会う中国 (有斐閣アルマ)

<目次>

第1部 この大国をどうやって統治しているのか
第1章 統合ツールとしての中国共産党:組織と個人のダイナミズム(小嶋華津子)
第2章 上有政策,下有対策:地方と中央の微妙な力学(平野聡)
第3章 多民族統治の困難:「中華民族」の理想と現実(平野)
第4章 戸籍という身分制度:大量移動時代のパスポート(園田茂人)
第2部 市場経済がどのような変化をもたらしているのか
第5章 階層化という鬼っこ:格差は社会に混乱をもたらすか(園田)
第6章 学歴社会の誕生:高等教育の大衆化という文化的遺伝子(園田)
第7章 経済成長は民主化をもたらすか:市民社会への熱視線(小嶋)
第8章 消費され輸出される文化:グローバル化とローカル化のはざまで(谷垣真理子)
第3部 中国は世界で尊敬される国になるか
第9章 中国人は世界をめざす:華人ディアスポラの現在(谷垣)
第10章 自強という見果てぬ夢:愛国主義とナショナリズムのゆくえ(加茂具樹)
第11章 米中二強時代の誕生?:中国の外交戦略を透視する(加茂)
第12章 友好から敵対へ?:不定型化する日中関係を見据えて(園田)

 

(2)高原明生 丸川知雄 伊藤亜聖

 「東大塾 社会人のための現代中国講義」

<目次>

まえがき(高原明生)
I 政治
第1講 政治:国家体制と中国共産党(高原明生)
第2講 民族:「中華民族」の国家と少数民族問題(平野 聡)
第3講 ナショナリズム:中華民族の虚と実(村田雄二郎)
II 外交・安全保障
第4講 外交:歴史と現在(川島 真)
第5講 軍事:安全保障と海洋進出(松田康博)
III 経済・法
第6講 ミクロ経済:国家資本主義と大衆資本主義(丸川知雄)
第7講 経済の行方:「二つの罠」を乗り越えられるか(関 志雄)
第8講 法:中国法の枠組みと役立ち方(高見澤 磨)
IV 社会
第9講 社会の変化:和諧社会実現の理想と現実(園田茂人)
第10講 公民社会:民主化の行方(阿古智子)
あとがき(丸川知雄)

 

いずれも良書です。