中国人幹部の選抜と育成



鄭 強

◇講師紹介
鄭強 BHCC研究所 所長

中国人幹部の育成に携わり10年がたちました。既に中国人のトップとして総経理になった人もいます。アセスメント研修の結果が悪くても気にする必要はありません。むしろ、教えていなかった、やらせていなかったことが原因であることが多く、努力によって大きく能力を伸ばすことが出来ます。


当面業績や人事考課だけで候補者を決めない

経営幹部になるということは次世代の経営を実際に担う当事者になるということですが、次の3つの観点で人選を行う必要があります。

(1)今までの業績や貢献に対する報奨
(2)将来の有望性、今後の能力への期待
(3)組織上の要請、会社のニーズ

人材育成の目的は企業の業績を高めることです。ここで業績とは、「当面と将来」の2つの業績を指します。当面の業績を支えている現在の幹部は、間違いなく次世代幹部の候補者です。これは(1)の人選基準となります。
しかし、現在の日系企業の部長クラスの顔ぶれを見ると、勤続が長く、人的ネットワークも広く仕事をよく知っているのですが、新しい能力の獲得や新しい問題状況への対応となると力不足の人が多いのも事実です。組織や業容は拡大し、求める専門性や必要とされるマネジメント、リーダーシップなどはますます高度化しています。将来の業績を支える人は、若手の社員の中にいるかもしれません。(2)のように現在の役職にとらわれず、今後期待できる人や潜在的な能力を持っている人を選ぶ必要があります。
一方で(3)のように、この部門では彼しか管理者はいない、彼は出資パートナーの息子である、など組織の現状からくる要請や経営側の強いニーズによって人選が行われることもあります。これも人選の正統な理由となるでしょう。

活用例1「幹部候補が特定できない」
活用例2「幹部候補として推薦された人に疑問がある」

管理能力のアセスメント

参加者ひとり一人の管理能力を客観的に把握することで、今後の能力開発の起点をつくります。BHCCでは中国にある日系企業の幹部に求められる能力を設定し、その能力を2日間の研修でアセスメント(評価)する「マネジメント・ステージアップ研修」を2008年に開発しました。
この研修は、1日目が課長クラスに求められる能力、2日目が部長クラスに求められる能力をアセスメントします。テスト、ケース、討議、全体プレゼンテーションなどを通じて、絶対評価による評定を行います。また受講者は研修中に幹部・管理者として必要とされる知識、スキル、考え方を総合的に学習することができます。

【マネジメント・ステージアップ研修】

【1日目】 【2日目】
組織目標を確実に達成し部下と業務の監督を行う「守りの管理者」 自ら問題を発見し、核心を突いた分析と解決策の提示ができる「攻めの管理者」
9:00 □オリエンテーション 研修の目的と進め方 9:00 ■Stage(4)「意思決定」
■Stage(1)「管理基礎テスト」 ■Stage(5)「方針展開」
■Stage(2)「案件処理」 □実習 戦略会議
□実習 ディスカッション ■Stage(6)「プレゼンテーション」
□講義「管理の基礎知識ふりかえり」  17:00
(終了)
 □解説 まとめ
振り返りシートの作成と提出
□実習 ディスカッション「日常の判断」
□講義「問題解決の基本」
■Stage(3)「問題解決の実際」
18:00 ■振り返りシートの記入

また、評定する能力項目は次のとおりです。
 


【評価項目・ディメンション】

管理基本 ①管理の基礎
a 管理概念 ・マネジメントの目的や役割を理解している。
・管理者の責任や権限委譲などについて理解している。
b 目標達成 ・目標を達成するために必要な日常の管理サイクルを理解している。
・組織目標を実現するために、部下に対して目標を設定することができる。
②部下指導 ・育成や指導に関する知識やスキルを持っている。
・部下のモチベーションを高める方策を理解している。
③ルール運用 ・規則を守らせるだけではなく、効果的に浸透させる努力をしている。
・効果的な職場のルールを自ら制定することができる。
管理応用 ④判断対処 ・日常のトラブルに対して、対処することができる。
・トラブルの真因を見つけ、本質的な対応や再発防止のしくみがとれる。
⑤問題解決 ・事象をとらえ問題の構造を把握できる。
・論理性の高い分析や、多様で具体的な対策を展開できる。
戦略思考 ⑥意思決定 ・経営数値を把握しながら、組織的な決定を合理的に下すことができる。
・決定と根拠がつながっており、わかりやすく説明できる。
⑦戦略立案
a 情報収集力 ・視野が広く、上位者の視点で情報を収集することができる。
・現状を把握するためのフレームや仮説をもっている。
b 分析力 ・複雑で多様な事実から、関連性を明確にし、独自の切り口で分析できる。
・分析が論理的で、わかりやすくそれを表現できる。
c 構想力 ・ありたい姿と、それを実現するシナリオを具体的に提示できる。
・実現性やリスクなどの検討があり、シナリオの根拠が明確である。

マネジメント・ステージアップ研修の結果報告

報告の手順
ステップ1 総経理・研修事務局に対して、BHCCから全体報告、個人別報告を行う。
ステップ2 受講生に対して、BHCCからアセスメント結果のフィードバックとアドバイスを行う。
ステップ3 受講生が上司と相談しながら「能力開発計画表」を作成し、会社に提出する。

→報告書サンプル(PDF)

個人別の能力開発プランをつくる

活用例3 育成の起点をつくる
「経営トップや上司を巻き込んだアセスメント結果のフィードバック」

アセスメント結果によるフォロー研修

受講生の弱点を強化するための2つのフォロープログラム(研修コース/別途費用)をご用意しています。
戦略思考スキル強化コース 集合研修2日×2回 個人指導
管理応用スキル強化コース 集合研修2日×2回 個人指導

【研修実施案内】

研修プログラム 2日(集合研修)+1日(個人指導)
対象 中国人の管理職(本部長・部課長)及びその候補者・リーダークラス
導入実績 導入企業は100社以上、受講者は2000名以上(2012年時点)
展開、実施方法 アセスメントセンター方式による管理能力のアセスメント
研修費用 アセスメント研修実施費用合計3日間100,000元(定員10名)※ 交通宿泊費は別途実費請求となります。
面談指導 アセスメントの結果を個人面談でフィードバックする(1人30分程度)
担当講師 BHCC専任アセッサー
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たくさんの活用例、実績があります。
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